ハルタ建築設計事務所

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都市に暮らしながら、森を感じ、木々の声が聞こえてくるような場所を設計したい。

そんな考えからスタートしたこの計画は、CLTパネル工法という新しい木造技術を取り入れた3階建事務所ビルとして完成しました。

 

世界中で進められている建物の木造化の潮流を受け、豊富な木材資源国である日本で、先駆けてこの工法を実践しました。

通常の木造軸組工法とは違い、隙間のない木々の集成材の塊で構成され、少し俯瞰してみると、都市に大きな大木が立ち上がったような印象を与えています。

 

室内の壁や天井はCLTパネルを敢えてそのまま仕上げとしました。

壁や天井から僅かに香る木々の香りは、市街地の中心である事を一瞬忘れてしまいます。

 

北海道や奈良、鹿児島など国産建材を積極的に用いることで、小さな循環経済の中で木材資源の有効利用を促進させる枠組みを意識しました。

また、事務所では珍しい、Nealy ZEBも取得し、建物の運用時のエネルギーコストは最小限に。

 

ROCKWOOLによる外断熱は、室温の安定だけでなく、遮音性も高く、幹線道路に面する土地にも関わらず、とても静か。

働く環境の安定は、日々の生活に彩りを与えます。

S k o v

場所 神奈川県川崎市
用途 ショールーム
竣工 2023年6月
構造 CLTパネル工法
種別 新築
敷地面積 169.08 m²
建築面積 83.92 m²
延床面積 222.75 m²
建築性能

UA値:0.26

C値:0.2

仕様

屋根断熱材:ロックウール t=300mm

壁断熱材 :ロックウール t=150mm

基礎断熱材:ロックウール t=150mm

換気設備:セントラル式熱交換換気システム、同時給排型レンジフード

冷暖房設備:除湿型放射冷暖房パネルヒーター